継続的に白髪染めをしていると、
薄毛になってしまわないか不安です。
白髪染めの影響を気にされるご年配の方は多いです。
白髪染めによる影響
白髪染めの成分が、直接的な薄毛の原因にはならないと考えられています。
では、白髪染めを繰り返す人が、
髪が薄くなってきたと感じているのは何故でしょうか。
それは、白髪染めが間接的に
薄毛を発症させる要因になっているからです。
細る髪の毛
白髪染めに限らず、
カラーリングの類を繰り返していると、
髪の毛のタンパク質量を減少させてしまいます。
髪の毛は、
80%以上をタンパク質成分が占めており、
タンパク質量が減少するということは、
髪が細くなってしまうということなのです。
つまり、
髪が細くなったことで、髪全体のボリューム感が失われ、
「薄くなった」ように感じてしまうわけです。
頭皮トラブル
白髪染めの薬剤が頭皮に付着すると、
頭皮のトラブルを起こす可能性があります。
白髪染め薬剤を塗った後のシャンプーで、
頭皮に薬剤が残ったままになってしまうと、
それが頭皮の炎症を呼び起こし、
かゆみが発生してしまいます。
かゆくなった頭をつい掻きむしってしまうと、
頭皮を傷つけてしまい、
髪の毛が抜けやすくなってしまいます。
抜け毛が増えれば、
自ずと薄毛につながってしまいます。
知っておきたいカラーリングタイプ
カラーリングには大きく分けて4種類のタイプが存在します。
ヘアカラー
永久染毛剤というものを一般的にヘアカラーと呼びます。
染料が髪の毛の内部に入ってしっかり染まるので、
染め上がりが均一的になり、
シャンプーをしても1ヶ月以上は色落ちをしません。
その分、頭皮のカブレや髪の毛へのダメージが残ります。
ブリーチ
脱色剤のことを一般的にブリーチと呼びます。
字のごとく、髪の毛の色を抜く薬剤で、
髪毛内部のメラニン色素を分解することで髪の色を明るくしますので、
一度落ちた色は髪が生え変わるまで戻りません。
ご想像通りではあると思いますが、
髪の毛へのダメージは一段と大きくなってしまいます。
ヘアマニキュア・カラートリートメント
ヘアマニキュアは半永久染毛料、
カラートリートメントは徐染性染毛料
という染料をそれぞれ意味しています。
作用は両者で似ており、
髪の毛の表面をカラーでコーティングすることによって色染めを行います。
髪の毛内部まで染料が浸透しないので、
髪の毛へのダメージはヘアカラーより少ないのですが、
2~4週間程度で色が落ちてしまいます。
ダメージが少なめと言っても、
頭皮に染料が付着すればカブレなどを発症してしまうことがありますので、
ノーダメージというわけではございません。
一時着色料
毛髪着色料とも呼ばれる一時着色料は、
髪の毛に顔料などを付着させることで髪色の見た目を変化させます。
顔料を付着させただけですので、
シャンプーなどで洗い流せば色落ちする一時的なカラーリングアイテムです。
市販品としては、
「カラースティック」
「ヘアマスカラ」
「ヘアカラースプレー」
「ヘアファンデーション」
などとして販売されています。
基本的には、
髪の毛や頭皮にダメージが残らないとされています。
ライフスタイルに合わせて、
カラーリングタイプを上手く使い分けたいですね。
根元だけ気になる場合は一時着色料を使用するようにして、
なるべく髪へのダメージを減らそうと思います。
もしダメージが気になる場合は、必ず信頼度が高い医療機関に相談しましょう。